Mid-life Crisis

「Mid-life Crisis」そんな雑誌のタイトル。何だと思って覗いてみると、要は、人生半分過ぎたころに感じる、途方もない虚無感からくる鬱のようなものみたいだ。なんでも病気にする時代だなあ、そう思いながら飛ばし読みしていると、ふと目に入った一文があった。

女は男の2倍人生に全く違う章を書きだすことが容易い。

私はたまたま女だが、女でいることが楽でも良かったとも思わない。また、たまたま男であることをあからさまに誇りにしているような男もおかしいんじゃないか、と思ってしまう。男が、女がという考えも別にどっちにも属したくない。生物学的な「男と女は別の生き物で、体の構造も違い、向き不向きがある」という考えも、今の保護された動物から隔離した人間社会でいまいちぴんとこないがそれを論議する気もない。
上の引用文の言っていることは良く分かる。一般的に女は周囲と自分が男より同化し易い生き物だといわれている。家がきちんとしていない=自分がきちんとしていない、と思うのは女性に断然多いらしい。人が来るからといって、気が狂ったように家の掃除をするお母さん、気分一新といって模様替えする人、結構身近にいるのではないか。こう考えても、自分が変わりたい→周辺を変えないと!という心理状況になるのは大変分かりやすい。この理由を脳の両半球の交叉が女性のほうが断然大きいことを理由にしている学者も多い(女性の方が言語習得が得意、女性の方が感情的など、挙げるときりがない)が、うーんという感じだろうか。

Mid-life Crisisといって訴えているのも女性、カウンセラーにかかって心理的なサポートを受けようとするのも、おしゃべりで気が晴れるのも女性に多いことは今や自明だろう。